実際、キャデラック勢は先週末の『ロア・ビフォア・ロレックス24』(デイトナ24時間に先駆けて行われる公式テスト)でトップ4を占めている。驚いたことに最速ドライバーは、F1でシートを失い現在はウェーレン・エンジニアリング・レーシングから参加しているフェリペ・ナッセその人だった。

 もしIMSAがBoPでの新たな調整を通じて、LMP2マシンをDPiマシンに近づけるようにすることが必要不可欠だと見なした場合、状況はまだ変わる可能性がある。そうなれば、ピットエリアおよびガレージを決定するための最終セッションで総合12番手につけたアロンソだけでなく、他の活気あふれるLMP2チームの助けになるだろう。

 そうしたチームのひとつに37号車ジャッキー・チェン・DCレーシング・JOTAがある。現F1ドライバーであるランス・ストロールが参戦し、F3マカオグランプリで優勝経験がありスペイン人ドライバーのダニエル・ジュンカデラを擁しているため、母国スペインのファンとメディアの注目を集めるだろう。彼らはアロンソのすぐ後ろの13番手でフィニッシュしている。

 BoPによる変更の可能性と、一部のチームが本来出せるスピードを隠すために、実力を出していないことを考慮すれば、『ロア』の直後に評価を下すのは、当然のことながらあまりにも早計だ。どのマシンが勝利のチャンスを掴むか推測できるのは、最後の予選が行われる1月最後の週になってからだ。しかし目下の状況では、キャデラックのDPiマシンが間違いなく優勝候補だろう。

 プロトタイプクラスでは、最速のLMP2マシンでもナッセのタイムからほぼ1秒半遅れだった。GTLMクラスではより熾烈な接戦となり、フォード、ポルシェ、コルベット、フェラーリの差は0.5秒未満だった。

 その一方でBMWはより苦戦している。最終的にGTDクラスは18台のマシンが1秒以内の差に収まっており、あまり分析することはできない。今もなお、ランボルギーニとアキュラは強力に見える。

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