──スポーティングレギュレーションについては?

「特にタイヤの使い方に関するルールが大きく変わる。ルールでタイヤの使い方が縛られるほど、レースの結果が予想どおりになりやすいことは、ずいぶん前から認識されていた。これに対処するために、従来のスーパーソフトよりさらに軟らかいウルトラソフトが追加され、それ以上に重要なこととしてチームのタイヤ選択の自由度が高められた。これで順位の大変動が起きるとは思わないが、時として予想外の結果をもたらす可能性はあるだろう」

──2016年はウイリアムズにとって良いシーズンになる?

「それは誰にもわからない。スポーツの世界では、あらゆることが相対的だ。つまり自分たちがどれほど努力して進歩したかだけでは決まらず、競争相手の努力と進歩によっても左右される。ウイリアムズでは間違いを正直に認めて、そこから学ぶことを重視している。外部からは見えにくいことだが、チームのオペレーションにもいくつかの変更を加えた。今年はレース中に様々な状況の変化に直面しても、よりうまく対応できるはずだ。
2016年のウイリアムズの強みは、安定したチーム体制にある。その重要性は理解されにくいのだが、同じふたりのドライバーと継続的に仕事をしてきたエンジニアリングチームであれば、それぞれが本来の力を発揮するのに時間はかからない。プレシーズンテストが8日間しかないシーズンには、特に重要だ」

──2016年の予想を聞かせてください。

「もう長くこの世界にいるので、うっかり予想を口にしない程度の知恵はある(笑)。過去2年間で、ウイリアムズはチームの伝統である競争心を取り戻した。そのスピリットをさらに高めて、着実に前進していく原動力にしたい。また2017年に迎える大きな変革を視野に入れながら、将来に向けた戦略的な視点を忘れないようにしたい」

2015年シーズン、モナコやハンガリーといった低速のサーキットで無得点に終わったウイリアムズ。今季は、その弱点に焦点を当てて開発を進めたという。2月22日から始まるバルセロナ合同テスト1回目では、前半2日をバルテリ・ボッタス、後半をフェリペ・マッサが担当する予定だ。

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