ピレリは今年、高めのタイヤ内圧を指定しており、一部ドライバーたちからそれによっていいパフォーマンスを発揮しづらいとして不満の声が出ている。
一方で、一部チームが、FIAの測定が行われる際には規定の範囲内の内圧で、その後それを下げるという方法を見つけ出したという疑いをピレリは持っている。
しかしクレアは、そういうトリックを行うのは不可能だと考えている。
「内圧が低いほどグリップが高まる。予選の1ラップだけなら内圧を望む領域にとどめておくことは比較的たやすい。だが決勝ではスタート時の内圧からより大きな影響を受ける」
「一部のチームが大幅に内圧を下げることを可能にしたという話は信じていない。0.5PSIならあっても2PSIはないだろう。それは不可能だと思う」
「賢い解決法があるという説があるけれど、それは違法だ。FIAがすべてのマシンが合法であると確認しているのだから、疑う理由などない」