■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=3位
今日はポディウムに上がることも可能だと思っていたけど、それを実現するのは決して楽ではなかった。
僕のレースの最初のポイントは、素晴らしいスタートを切ってウイリアムズの1台(フェリペ・マッサ)とトロロッソの1台(ダニール・クビアト)を抜いたことだ。
その後、最初のスティントではスーパーソフトにグレイニングが出て、それが治まるまで待つか、早めにピットストップをするかの選択を迫られた。結果として、そのままステイアウトしたのは正解だったが、ソフトに履き替えてピットから出て行った周は、タイヤの温まりが悪くて苦戦した。ちょうどルイス(・ハミルトン)が背後にいて、すごいプレッシャーをかけられたからね。

でも、とりあえずハードにプッシュして、ギャップを築くことができたので、それ以降はタイヤを守ることを考えながら走れた。終盤にキミ(・ライコネン)に追いついていった時、彼がペナルティを受けることは知っていた。だけど、最終ラップにすごく差が詰まって、オーバーテイクのチャンスが生まれたので、行くしかないと思った。
今年2度目のポディウムに上がれて、夢のような気分だ。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、今年は最高のシーズンになりそうだよ。
(レース後の記者会見で、最終ラップでライコネンを抜いた時のことを聞かれ)すごくいい気分だった。表彰台は確実だと分かっていた。でもチャンスが訪れた。リスクは全くなかったから行ったんだ。だって実際に3位でフィニッシュした方がずっと気分がいいからね。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=4位
今週末は本当に苦労して、常に楽しめる状態とは程遠かったので、少し残念だ。でも決勝ではマシンは好調で、速さもあった。
(ピットエントリーの)白線を越えたことで5秒のペナルティを受けた。その後は自分のポジションを維持するために(セルジオ・)ペレスとのギャップを保って走ろうとした。でも周回遅れのマシン2台に引っ掛かって、貴重な時間を失った。
セバスチャン(・ベッテル)と順位を入れ替えたことに関しては問題ない。どっちみち僕はペナルティを受けていたからね。でも彼を前に出す時、そのラップだけで2.5秒失ったのはその後に響いた。
終盤、ペレスの前を走り続けることはできたが、戦ってリスクを冒す理由はなかった。
今日は全く違うレース展開になっていた可能性がある。でもいろいろなことをすべて考えあわせると、このリザルトは悪くない。
ペナルティが最終結果を大きく変えてしまった。ラインを越えたことでペナルティを受けた。規則は規則だと分かっている。でも全くメリットは得ていない。うっかりしただけなのに。
(Fox Sportsに対して語り)白線についての規則は理解しているけど、あれを越えたからって何も得るものはないのにばかげてる。ペナルティを受けてしまい、ついてなかった。