ヨーロッパGPで3位表彰台を獲得、ファン投票によって決まる「ドライバー・オブ・ザ・デー」に選出されたセルジオ・ペレス。第6戦モナコGPに続いて、2度目の受賞となった最大の理由が、素晴らしいドライビングにあることは間違いない。そして、フォース・インディアが採った戦略も素晴らしかった。

 フリー走行3回目にクラッシュしてギヤボックスを損傷したペレスは、予選で2番手を獲得したものの、ギヤボックス交換による5番手降格のペナルティを受けて、7番手からスタートしていた。それでもスタートダッシュを決めて1周目に5番手まで上がり、前方のダニエル・リカルドとキミ・ライコネンが早めにピットインしたため、8周目には3番手に浮上していた。

 ここでフォース・インディア陣営が警戒したのは、10番手からスタートしていたルイス・ハミルトンだった。ハミルトンが後ろに下がっていたのは予選Q3でクラッシュしたためで、本来トップ3の速さがある。そのハミルトンが11周目には4番手と迫ってきていた。ハミルトンはペレスとの差が約3秒となった15周目、先にピットイン。すると続く16周目にフォース・インディアはペレスをピットに入れた。

 ペレスとハミルトンはスーパーソフトタイヤでスタート。ピレリによる1回目の推奨ピットストップは20周から21周だった。しかしフォース・インディアには元ブリヂストンの松崎淳タイヤ&ビークルサイエンス部門シニアエンジニアがいる。松崎エンジニアはタイヤの状況を読み、1回目のピットストップを何周目から何周目の間に行うべきかというウインドウ(幅)をチームに伝えていた。あとはライバルとなるドライバーのポジションやペース、予想される戦略、トラックポジションなど総合的に判断して、何周目にペレスをピットインさせるか最終判断を決めるのが、ストラテジストである。

本日のレースクイーン

星香せいか
2026年 / スーパー耐久
wing hin motorsports レースアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    SUPER GT PARADE LAP EP.1 Produced by autosport web

    禁断のGT500スワップ企画!?
    プレリュードのコクピットを千代勝正と坪井翔がチェック!

  • auto sport

    auto sport 2026年11月号 No.1625

    ドライビングの超常識
    2026-2027

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円