ニコ・ヒュルケンベルグは、F1オーストリアGPのQ2での走行に関してスチュワードの審議対象となっていたが、ペナルティを免れた。ニコ・ロズベルグはギヤボックス交換で5グリッド降格となるため、決勝はヒュルケンベルグがフロントロウからスタートすることになる。

 ヒュルケンベルグはQ3終盤、路面がドライコンディションに変わるなか、最後のアタックで3番手タイムを叩き出した。しかし、Q2でトロロッソのカルロス・サインツJr.がエンジントラブルによりマシンを止めた際、イエローフラッグ下での減速の有無について審議となっていた。その後、審議の結果、減速していたことが認められ、晴れて決勝は2番グリッドにつくことになった。

 スチュワードの声明は以下のとおり。 

「ドライバーは、ダブルイエローフラッグが提示されたセクターで自己ベストタイムを記録していたが、テレメトリーはイエロー区間進入時から通過する際に明らかな減速を示していた」

 ヒュルケンベルグは「決勝は忙しくなるだろう。僕たちの後ろにいるのは速いクルマばかりだからね。プレッシャーを与えてくると思うけど、僕たちも遅くはないんだ。面白くなるだろうね」と、語っている。

 なおヒュルケンベルグと同様の理由でルノーのケビン・マグヌッセンに関してもペナルティは与えられなかったが、ルノーのジョリオン・パーマー、マノーのリオ・ハリアント、ザウバーのフェリペ・ナッセは、イエローフラッグ区間で減速をしなかったとして3グリッド降格のペナルティが科せられている。

 これにより、ナッセは最後尾なので影響はなかったものの、パーマーは18番手から20番手へ、ハリアントは19番手から21番手へと降格。スチュワードは、該当の3名について「テレメトリーではイエロー区間をフルスピードで通過しており、減速していなかった」としている。

 レギュレーションでは、ダブルイエローフラッグが提示された区間は、大幅な減速が必要とされる。スチュワードは「(サインツJr.がコース脇にマシンを止めていたのを確認することができたにも関わらず)ドライバーが、そうしなかった」と語り「ダブルイエローフラッグが提示された場合の減速について、理解の欠如がある」と懸念を示している。

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