一方でレースの勝者となったルイス・ハミルトンは、通常のスタートでも問題はなかったと語る少数派だ。

「グリッドから(普通に)スタートできた。水たまりがあって難しかったかもしれないが、それがレースというものだ。セーフティカーが長すぎて、リスタートのときにはインターミディエイトで走るようなコンディションになっていた。2008年に通常のスタートを切ったときのほうが、コース上の水は多かったよ」

 ギヤボックスペナルティで11番手スタートとなっていたセバスチャン・ベッテルは、ウエット路面を利用して挽回を試みていたが、セーフティカー先導は理解できると言う。しかしベッテルは、リスタート直後に多くのドライバーがインターミディエイトへと変更するのは、ピレリのウエットタイヤがレースに耐えるものではないことが理由だと話す。

「コースの前半は路面に水が多かったので、スタートをセーフティカー先導にしたのは正しい判断だった。批判すべきは、エクストリーム・ウエットタイヤを誰も信頼していないという現状だ。まだアクアプレーニングが起きていても、インターミディエイトで多くのリスクを犯したほうがマシな状態なんだ。そのほうが速いからね。現在のウエットタイヤに関しては、セーフティカーを追う程度の性能しかないことを、何度か忠告している」

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