これに先立って、ピレリのモータースポーツ部門のボス、マリオ・イゾラは、デグラデーションと安全性をうまくバランスさせるのは、なかなか難しい課題だと語っている。

「デグラデーションがあまり大きくなりすぎるのは望ましくない。ドライバーから、アタックをしたい時にプッシュできないという、不満の声が上がるからだ。前にいるクルマをオーバーテイクしようとしてタイヤに負担をかけると、それによってパフォーマンスが大きく落ちるというのでは、ドライバーにとって良いタイヤとは言えないし、レースの面白みも削ぐことになる」

「昨年、私たちはいくつかの理由から、かなり保守的な考えに基づいてタイヤを作った。タイヤのサイズが変わり、クルマからの入力の大きさも変わったからだ。だが、昨年の経験から、全体にもう少し柔らかめのコンパウンドにしつつ、提供するコンパウンドの幅を広げても大丈夫であることが分かった」

「今年はレンジ全体を一段階ソフトにするので、ラップタイムの向上が見られるだろう。全体として、1周のラップタイムが昨年よりもおよそ1秒、あるいはそれよりもう少し速くなるかもしれない」
「私たちが正しい方向へ進んでいるのは、間違いないと思う」

ピレリF1が2018年に導入する9種のコンパウンド

 チームがピレリの新しいコンパウンドを本格的に試す機会となるのは、2018年最初のプレシーズンテストだ。このテストは、バルセロナのカタロニア・サーキットで、2月26日月曜日から始まる。

本日のレースクイーン

朝倉咲彩あさくらさあや
2025年 / スーパーGT
RUNUP CLOVER VELICA
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円