選手権2冠制覇を継続させてきた過去4年も、まさしく同じやり方。一発を狙ったパフォーマンスランは彼らにとって、新車テストの優先課題ではない。

 フェラーリがテスト終盤で積極的にピレリ新開発のもっとも軟らかいコンパウンド『ハイパーソフト』でのアタックを繰り返していたのに対し、メルセデスはほぼそれに目を向けることはなかった。

 ハミルトンは新車W09を前年型の「正常進化」だと評する。なるほど空力的な外観に前年型からのさほどの変更はなく、セオリーのサイドポンツーンのコンパクト化が図られた程度だ。開幕時には新アイテムの投入があるにせよ、設計思想にブレはない。

 一発の速さは未知数な今季メルセデスだが、この18年もタイトル本命であることは2回目テストの3日目データで示された。

 この日は昨季コンストラクターズ選手権の上位3チーム、メルセデス、フェラーリ、レッドブルがそれぞれにレースシミュレーションに取り組んだのだが、バルテリ・ボッタスの刻んだ平均ペースはライバルたちを確実に上回った。

 選手権5連覇のかかるシーズンに向け、王者は磐石の態勢を整える。

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