トッドはフェラーリの拒否権には反対の立場である一方、フェラーリが他のチームよりもF1の収益金を多く受け取ることに異論はないと語った。
「レオナルド・ディカプリオが、テレビドラマの俳優よりも多くの報酬を得るのは当然だろうか? 当然だろう」とトッド。
「優れている者が、より多くの報酬を得るべきだ」
「以前は、彼らは酷い結果を出している時でも、より多くの報酬を得ていたものだ」と彼は付け加えた。「今では、最高の結果を出してより多くの分配金を得ているから、道理にかなっている」
「フェラーリのような企業にとって、レースが消費であるべきではない。少なくとも収支は合わせるべきだ」とトッドは語った。「そうすればかつての状態よりも、より健全なあり方になるだろう」
「支出が多すぎる。そのせいでF1チームが困難な状況に陥ることが、とても頻繁に起きている。モータースポーツの最高峰において、60から70パーセントのチームが存続するのに苦しんでいるという状況は、受け入れがたいものだ」
