田辺氏は、テストで順調に作業を進めることができたと認める一方で、真のパフォーマンスを確認できるのは開幕戦であるとして、戦う準備を完璧に整えてオーストラリアに臨むと述べた。
「テスト全般を通しての評価は、80点です。まだやれることがある、という思いがあり20点減点しました」と田辺氏。

「しかし、テストはテストです。タイムにしても、他車の状況などまだ分からないことが多い。皆が本気でくるのは開幕戦の予選です。そこで初めて力が示され、自分たちのポジションが分かるでしょう」
「我々はそれに備えて、十分な準備を進めるだけです。現場を預かる者としては、現場の運営やオペーレーションのつまらないミスで、ポジションを落としたりリタイアしたりということのないよう確実にやっていきたいですね」
「実際、蓋を開けてみなければわからないことは多いですが、やれるだけのことをやって、開幕戦には100点で臨めるよう努力します。そしてどのような結果が出るのか。楽しみでもあり、緊張もしています」
