ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー

 ホンダも彼らのノウハウを受け入れ、新人に扱いやすいPU設定(もしウエットとなるならなおさら)をまず準備すると思われる。予選6列目、決勝トップ10圏内、これが現実目標だろう。となれば『マッサ・ロス症候群』に苦しむ現時点のウイリアムズや、ベテランがいないザウバーはかなりつらい状況だろう……。

 中団ではチーム力+ドライバー力のトータルにおいて経験豊かなところが強みを引き出してくるはず。地道なテストに没頭したフォース・インディアは、13年から毎年7位以上の連続入賞。手堅く開幕戦をやりくりする。3年目ワークス体制強化のルノーもふたりとも実力派が揃い、堅実路線できている。

第2回バルセロナテスト:フェルナンド・アロンソ
第2回バルセロナテスト:フェルナンド・アロンソ

 この集団でサプライズをもたらすとしたら、ハースとマクラーレンを挙げよう。3年目ハースはテストでロングランを初めてふたりともしっかり終え、一発タイムもメルセデス同様ハイパーソフトを全く履かずにスーパーソフトでマグヌッセンが総合6位。3年目の進化の証だ。

 ホンダからルノーに換装したマクラーレンにはネガティブ・ファクターがつきまとったが、テストを“限界チェック”と割り切った戦略がちらつく。ホンダとの雌伏3年を経た名門の反抗、この新旧両チームが攪乱の目となるか。

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