果たして、ガスリーは17番手に終わる。
「何が間違っていたのかわからない。これからデータを精査して、原因を突き止めたい」(ガスリー)
一方、Q2に進出したブレンドン・ハートレーも、ガスリーとのタイムはほとんどなく、Q2に進出したとはいえ、バーレーンGPような笑顔はなかった。
「バーレーンGPとは異なり、ここでは2人とも苦しんでいる。考えられる要因はいくつかある。温度が全然違うこと。風がすごく強いこと。そして、コースレイアウトが異なることだ」
ただし、田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクターはレースに向けて挽回できるチャンスはあると語る。
「順位は下位に沈みましたが、中団グループのタイムは非常に接近しているのでわかりません。しかも、このコースは長い直線があるので、オーバーテイクも可能です。予選後のミーティングでは15番手、17番手からのスタートからポイントを獲得するための作戦をいろいろと話し合いました。まだあきらめてはいません」

日曜日の上海は、寒かった土曜日から一転して、穏やかな天候となる。風が収まり、気温が高くなったコンディションで、トロロッソ・ホンダの2人が覚醒してくれることを願いたい。