リカルドは、レッドブルが彼に残ってほしいのなら、チームがF1でタイトルを獲得できる力を有していることを証明する必要があるとの考えを繰り返し述べている。
「今年の僕らが勝てるのであれば、僕はレッドブルに残る。とてもシンプルな話だ。その時点でのパフォーマンスが重要なんだ」
中国GPでの優勝は正しい方向へ向かう一歩ではあったが、ルノー製パワーユニットの信頼性の問題は、前々からチームの懸念材料である。
今シーズン後半にはエンジンペナルティによって大きな犠牲を払う可能性があり、このことがリカルドが2019年の移籍先を探す後押しをしているかもしれない。
「我々がペナルティを受けるのは確実だろう。適切な段階でペナルティが科されるようにしなければならないだけだ」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、Auto Motor und Sportに語っている。
マルコは、ルノーとルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールに対し、レッドブルが不満を持っていることをほのめかした。アビテブールはパフォーマンスよりも信頼性に焦点を置いている。
「我々は常にパフォーマンスを求めている。ルノーは我々がまるで蚊であるかのように苛立ちを覚えているだろう。我々はフランス人の物の考え方に挑戦しているといったところだ」とマルコは締めくくった。