セッション開始から40分になろうとしていたタイミングだったが、チームはドライバーと無線でコミュニケーションが取れなかったため、幸いブレンドン・ハートレーはピットインしてきたが、ピエール・ガスリーはタイム計測に集中していたため、走行を継続。最初のセッションの序盤40分で使用したタイヤのうち1セットは返却しなければならないというレギュレーションに違反してしまった。
フリー走行2回目では、今度はハートレーのパワーユニットに別の問題が発生した。
「ドライバーが無線で異常を知らせてきたのと同時に突然、データ上でも異常が確認されたので、クルマを止めるように指示した」(田辺)というハートレーのマシンは、すぐにコース脇に止まったものの、排気管から炎が上がっていた。
「機械的に破損が認められたため、残念ながらPUをすべて交換します」(田辺)
カナダGPに続いて、2戦連続のトラブルに田辺TDの表情は厳しかった。
アクシデントやトラブルに見舞われた初日のトロロッソ・ホンダ。それでも、ガスリーは2回のフリー走行ともトップ10内に入るスピードを披露。2日目以降はトラブルフリーを期待したい。
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