☆☆☆ キミ・ライコネン

F1第15戦シンガポールGP キミ・ライコネン

 FP2トップタイム、フェラーリに来てからシンガポールでは初めてだ。危なげないクリーンな走りで順調に進めていたのに予選で狂った。コースイン・タイミングの影響か、前後タイヤ温度が整わないままアタックに。セクター3で強いオーバーステア症状に陥り5番手、この予選がすべてだった……。ベルギーGP以降しばしばベッテルに先行、いま乗れているキミ。

☆☆☆☆ フェルナンド・アロンソ

F1第15戦シンガポールGP フェルナンド・アロンソ

 Q2アタックを10番手で終え、最後にヒュルケンベルグに抜かれて11番手に。これを狙っていたかのようにタイヤ選択自由なメリットを得る。スタート後3コーナー出口で“フォース・インディア2台”が接触、その寸前に予測したかのように左へ回避。右前輪がデブリを踏みそうになるのもさばいて9番手を確保、実にあざやかなリアクションプレー。44周目時点での最速ラップも出し、11戦ぶりに7位、『ラストラン・シンガポール』を飾る。目に焼き付けておきたい、あと6レース。

☆☆☆☆ ルイス・ハミルトン

F1第15戦シンガポールGP ルイス・ハミルトン

 ヒーローインタビューで最速王はマシンの前にしゃがみ込み、心地よい“疲労感にひたっているかのようだった。マラソンタイムに近い長時間61周レース、その最後までペースを保ったのが素晴らしい。個人的にはルイスが5冠に向け、レースごとに老けていっていくような気がする。

☆☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン

F1第15戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン
F1第15戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン

 ただの予選2番手ではない。土曜日はエンジン・ドライバビリティの変調を何度も訴えながら、完璧なドライビングでハミルトンとの差をわずか0.3秒にしたのは信じられない結果だ。23コーナーもあり、ギヤシフト84回(ルノー・データ)のこのコースだけに至難の技だ。

 決勝ではトップのハミルトンが中盤、周回遅れ集団に行く手を阻まれたときは強引に仕掛けず、むしろフェアに控えた。いままでとは違う『大人のレース』を見た気がする。付け加えるとレッドブル9年連続表彰台、もう少しパワーユニットのパワーがあったならマックス対ルイス、どうなっていたことか。今回のレースは彼に5星を授けたい――。

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