上述したように最大の変更点は、フロントウィングである。オーバーテイクを阻害する最大の要因は、このフロントウィングの形状にあると判断したからだ。

 マシン両脇から後方への乱流をできるだけ抑えるために、ウィングや翼端板の形状はできる限り単純化された。無制限だったフラップの枚数は、最大5枚に制限されている。

フロントウイング:【上段】2018年仕様/【下段】2019年仕様】

 さらにデフレクターやカスケードウィングの装着は禁じられた。ウィング底面につけられたアンダーウィングストレーキも、左右二つずつの計4つに制限されている。

 ただしこのままだとフロントウィングによるダウンフォースが大きく減ってしまうため、面積を増やすと同時にウィング幅も1.8mからマシン幅と同じ2mに広げられた。

(その2に続く)

2018年型マシンと2019年型マシンの比較図
2018年型マシンと2019年型マシンの比較図

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