この日バルセロナ入りしたホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、想像以上にレッドブルとトロロッソの雰囲気が明るいのに驚き、同時に勇気づけられたと語った。それはずっと共同作業を進めてきた田辺豊治テクニカルディレクターにとっても同じだという。
その事実が証明するように、ラップタイムには表われずとも、レッドブルとトロロッソのテストは極めて順調に進んでいる。クラッシュによるパワーユニット換装は予定外だったが、レッドブルとしてもホンダとしても、マイナートラブルへの対応で信頼性向上を進めながらも、予定していたプログラムはほぼ100%こなせているという。だからこそチーム内には落ち着いた雰囲気が漂い、プッシュすればタイムは簡単に上げられることも分かっているからこそ明るい。
問題はフルプッシュしたときに自分たちのパフォーマンスがどのレベルにあるのかということだが、フェルスタッペンはこの手の質問には全て同じように答える。
「メルボルンに行けば分かるよ! 今のところは? GOODだよ!」
茶目っ気たっぷりにそう答える表情を見る限り、彼らのテストは順調だ。

