Kunio Shibata

──後任のモータースポーツ部長はメキシコの現地法人社長である清水宏さんです。

山本部長:3年前にメキシコGPで初めて会いました。F1を販促ツールとして、非常に積極的に使ってくれている。今回も電話で話し合ったんですが、「モータースポーツは好きだけど経験がないので、よろしく頼みます」と言われました。

2019年F1バルセロナテスト1回目 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRB15
2019年F1バルセロナテスト1回目 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRB15

──モータースポーツとはまったく異なる営業畑から来るわけですね。

山本部長:いや、もともと歴代の部長は、そちらから来るのが普通だったんです。むしろ僕のように、研究所(四輪R&Dセンター/栃木)から来たのが異例だった。それにしても、サーキットはいいですね。ここに来ると本当に元気が出ますね。この職場が向いてるのかもしれません(笑)。結果がどうこうというより、音とか雰囲気とか。気分が上がります。

──久しぶりのF1現場ですね。

山本部長ええ。さっきヘルムート・マルコ(レッドブルF1モータースポーツアドバイザー)と会って話しました。非常に明るかったです。クリスチャンもフランツ(トスト/トロロッソ代表)も、みんな機嫌がよかった。それが今だけということに、ないようにしないとね。

──改めて2019年シーズンの抱負は?

山本部長:レッドブルというトップチームと組むわけで、彼らの去年の獲得ポイントなり勝ち数なりを超えないと、ホンダとしてダメだと思ってます。それぐらい背水の陣でスタッフは皆、しっかりやっていますよ。

──では、2018年は4勝でしたから、少なくとも5勝は挙げないといけない。

山本部長:そういうことですね(笑)。

──今後は山本部長がホンダF1の顔になっていく?

山本部長:いやいや、田辺(豊治テクニカルディレクター)が技術の統括責任者で、私はそれ以外のマネージメントということですから。

──レース週末の定例会見では、技術以外の話題では山本さんが出るのでは?

山本部長:そうなるかもしれません。ホンダへの注目度次第になるでしょうね。

(後編に続く)

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