「ここのサーキットは特殊なので、今回3位でフェラーリの前に出たからと言って、今のレッドブル・ホンダのパフォーマンスがフェラーリに勝っているかと言えば、僕は正直、そうは思っていません。やはり前半の5戦~6戦の予選と決勝、特に大事なのがレースラップですよね、それをこれからもしっかり見ていきたいなと思います」

 開幕戦で3位獲得、今シーズン残り20戦で優勝という結果も射程に入ってきた。

「そうは言いましても(苦笑)、メルセデスは速すぎましたよね。自分たちもメルセデスの速さは予想していましたけれども、その予想より、もうちょっと速かった。ハミルトンは想定内でしたけど、特に(バルテリ)ボッタスが速かった。メルセデスのクルマが速いのはわかりますが、それならハミルトンはもっと、となりますよね」

 トロロッソのライバル、中団争いも僅差の状況が開幕戦で見えた。

「トップチームだけでなく、中団も今年はすごく拮抗してきていますよね。本当にワンミス、そしてセットアップを少し外しただけでも予選では数台後ろに落ちてしまう。そういう展開に今後もなっていくでしょうね。難しい状況ですね。だからやはり、第2戦バーレーン、その後の上海、アゼルバイジャンを経て、(第5戦スペイン)バルセロナに戻るまでは中団の勢力図も分からないと思います」

 今回11位に終わってしまったピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)にも当然、まだまだ期待は高い。

「ガスリーは今回、予選でつまづき、そこから復活できてないところもありましたけど、次のバーレーンは昨年4位になった得意なサーキットですから、気持ちを入れ替えて戦ってくれると思います」

 来月4月からは、山本部長はF1専任となり、F1マネージングディレクターとしてF1全戦に帯同して、チームやFIAとの交渉事を率いることになる。改めて、F1マネージンングディレクターとしてのこれからの抱負を聞いた。

「今年は2チーム体制にしたことも、ある意味、ホンダとしては覚悟の現れですので、いろいろなことを準備しなければいけない。今年は覚悟をして研究所もやってくれていますし、そういった意味では本当に開幕戦でいいスタートを切ることができたと思います。これからもホンダとして背水の陣で一戦一戦、積み上げて戦っていく。もう、それだけです」

 開幕戦の3位で、まずは表彰台の目標を達成した。次の目標は当然、表彰台の真ん中。そのためにも今後のフェラーリ、そしてメルセデスとの戦いに向けてホンダ陣営に余念はなさそうだ。

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