5番手フェルスタッペンは11周目にピットインし12周目にはボッタスとニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)もこれに続く。フェルスタッペンはボッタスのアンダーカットに成功するが、ボッタスはすかさず13周目に逆転して順位を取り戻した。
この間に8番手まで浮上していたダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)は、ターン11でアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)にインから突かれてスピンを喫し、そのままピットに飛び込んだが、アルボンとそれを抜いたガスリーの後方16番手まで後退してしまう。
13周目に首位ルクレールとハミルトンがピットインし、翌14周目にベッテルもこれに続くが、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が大きく先にピットインした方が有利だったため、ベッテルはハミルトンの後方に回ってしまう。
これで上位勢は首位ルクレール、2番手ハミルトン、3番手ベッテル、4番手ボッタス、5番手フェルスタッペンの順となり、中団トップの6番手はライコネンとヒュルケンベルグが争う。
21周目のターン1でヒュルケンベルグがDRSを使ってライコネンのインに飛び込み、中団トップに浮上した。
17周目のターン2〜4でガスリーはマグヌッセンをパスして11番手に浮上。

首位ルクレールは2番手のミルトンに6秒差を付けて快走。ハミルトンは後方から1秒以下の差でベッテルのプレッシャーを受ける。4番手ボッタスはそこから8秒以上遅れて5番手フェルスタッペンが3.5秒差で続く。
23周目のターン4でベッテルはハミルトンのスリップストリームに入りDRSを使って易々とハミルトンをパスし2番手を取り戻した。
24周目、多くのマシンが2ストップ作戦に出るのに対し、1ストップ作戦で活路を見出そうと最後まで引っ張っていたリカルドがピットインしミディアムタイヤに交換。マグヌッセンの後方13番手でコースに戻った。
ノリスは26周目のターン1でライコネンを抜いて7番手に上がり、前のヒュルケンベルグを追いかけていく。ガスリーはじわじわと前走車をパスして9番手まで浮上してきた。
25周目にアルボンが2回目のピットインを行ない、再びミディアムタイヤに繋ぐ。しかし他車はタイヤマネージメントに徹してミディアムタイヤを長く保たせている。