予報によると明日は砂嵐の可能性があり、事態を一変させる危険要素をはらんでいます。砂嵐はグリップを失わせます。2010年末にピレリがバーレーンでのウィンターテストで砂嵐に遭遇した際には、1日中走行中断を余儀なくされました。

FP2では、メルセデスのニコ・ロズベルグがチームメイトのルイス・ハミルトンを抑えてトップに立ちました。FP1では、フェラーリによるワンツーとなり、キミ・ライコネンがセバスチャン・ベッテルを抑えて最速となりました。現時点でのロングランペースの分析によると、決勝はメルセデスとフェラーリによる接戦となりそうです。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「今日の摩耗とデグラデーションのパターンは、全く我々が予測した通りでした。予選と決勝時の目安となるFP2では特にそうでした。タイヤの観点からすると、20°C近くも高温のFP1から得られるものはあまりありません。データの収集パターンについては、このような両セッション間の気温差のために他のレースとは少し異なります。決勝では、ミディアムよりもラップあたり約2秒速いソフトタイヤが鍵となるでしょう。タイヤだけでなく全関係者にとって気掛かりなのは、明日の砂嵐の予報ですね。どんな予選となるか、見守りましょう」

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