2019年F1第7戦カナダGP アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第7戦カナダGP アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)

──セクター3でなかなかタイムがまとまらないのは、ヘアピンの進入や立ち上がりでのタイムロスが大きいからですか?
本橋CE:そこは車体屋さんの方が詳しいと思いますが、やっぱり(タイムをまとめるのは)難しいですよね。アタックの最中に、タイヤの温度がどんどん変わっていく。なのでアタック後半になればなるほど、厳しいですね。

──特にここは、タイヤが冷えやすいです。
本橋CE:そうですね。

──レースペースは、どうですか。
本橋CE:初日の感じだと、今までほどよくはなかったですね。ただFP3でだいぶまとまっていたので、そこそこ期待できると思います。

──楽しみですね。今回の中団グループのタイムの接近ぶりは、いつも以上に凄いですね。
本橋CE:ええ。一発の速さだけでなく、ロングランペースもライバルたちもそこそこ速いです。きっちり仕事をしていくしかないですね。

──今回ルノー搭載車4台が、トップ10に入りました。メーカー4社の差は、縮まっているといえるんでしょうか。
本橋CE:どうなんでしょうね。具体的な使い方はよくわからないし、最高速にしても車体の影響を受ける。一概にはいえませんが、上にいる人たちがきっちり速いし、パワーも出ているのは確かです。ルノーがどこにいるかははっきりいえませんが、まだやるべきことは多いと、毎戦思っています。

──上の方はきっちり速いとはいえ、おろしたてのエンジンが壊れたりもしました。
本橋CE:そうですね。

──他人事ながら、ドキッとします?
本橋CE:しますねえ。何があるかわからないですし、過去を振り返ると僕らも相当痛い目に遭ってきている。たとえ懸念はないと言われても、やはりレースでは何が起きるかわからない。ちょっとしたことでも、大惨事に至るというか。

 なので日頃から、データをしっかり見るのはもちろんのこと、レース現場ですべてに目を光らせる作業は欠かせません。かつての自然吸気エンジンに比べると機構も複雑ですし、部品点数も飛躍的に増えている。その分、信頼性に気を使わないといけない部分ははるかに多いです。

──とはいえ今年、供給台数が2倍になって、パフォーマンスも確実に上がっているのに、壊れないですね。
本橋CE:まあ、過去が過去でしたから(苦笑)。走り切らないとレースにならないのは当然ですが、守り過ぎてもレースにならない。その辺はきっちりバランスを取って、走らせないといけないですね。ハードウェア的に開発の結果が出てますし、ソフト的にも使い方のノウハウが蓄積されてきましたね。

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