レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2019.07.05 12:51
更新日: 2019.07.05 14:16

レッドブルF1代表優勝インタビュー:目標達成に向けたホンダの強い意思と献身に感銘。「この勝利は彼らの努力があったからこそ」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | レッドブルF1代表優勝インタビュー:目標達成に向けたホンダの強い意思と献身に感銘。「この勝利は彼らの努力があったからこそ」

――あのオーバーテイクをどう見ますか。
ホーナー代表:マックスのほうが先にエイペックスに辿り着いていた。その時点で、彼の勝ちだ。もう一方のドライバーは、後ろに下がるか、クロスラインを取ることしかできない。そうでなければ、その時点でシャルルはお手上げ、チェックメイトだ。それが、スチュワードが(レーシングアクシデントと)判断に至った理由だろう。

――どうして、オーストリアGPでレッドブル・ホンダは突然速くなったのでしょうか。
ホーナー代表:レース後半のマックスの走りは、まるで火がついたようだった。マシンは本当に速かった。でも正直、我々はなぜ速かったのか、自分たちでも完全には理解できていないんだ。

 もちろん、ここ数戦でグランプリに持ち込んだアップデートパーツが良い方向に進み、とても上手く機能し始めたことがその理由のひとつだと思うが……。

2019年F1第9戦オーストリアGP クリスチャン・ホーナー代表、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクター
2019年F1第9戦オーストリアGP クリスチャン・ホーナー代表、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクター

――ホンダにとっては、2006年以来の優勝です。
ホーナー代表:ホンダがF1に戻ってきたから数年間、彼らマクラーレンと非常に厳しい時期を過ごした。その後、彼らはマクラーレンとの関係を解消してトロロッソとパートナーを組んだ。あの1年間で彼らは確実に前進した。

 われわれレッドブルはそれを見ていたし、それがパワーユニットをホンダに変更する理由にもなった。その後はパートナーとして、間近でホンダを見てきているが、彼らは目標を達成しようとする強い意志を持っているだけでなく、パートナーに対して本当に献身的だった。

 だから、今日の表彰式でわれわれコンストラクターの代表として優勝トロフィーを受け取るのは、タナベさん(ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクター)しかいないと思った。今日の勝利は、ホンダの努力があったからこそ。日本を代表してホンダがコンストラクターズトロフィーーを受け取るのを見たときは、最高の瞬間だった。

――オーストリアでホンダと会談を行いましたね。
ホーナー代表:オーストリアGPの週末、ホンダから副社長をはじめ取締役が訪れており、何度か会談を行なった。彼らの前で復帰後、初優勝を成し遂げられ、本当に良かった。もし、パワーユニットに関するレギュレーションが大きく変更されずに安定していけば、今日の結果はホンダが長期的にF1活動を行ううえでの助けになることは間違いだろう。


関連のニュース

F1 関連ドライバー

F1 関連チーム