メルセデスの両ドライバー、フェラーリのキミ・ライコネン、ウィリアムズのバルテッリ・ボッタスは、ソフトタイヤのみでQ1を通過しました。Q2以降、全ドライバーがスーパーソフトのみを使用しました。

マシンおよびタイヤ開発の進展により、昨年のポールポジションタイムは、Q2の序盤にハミルトンとロズベルグによって破られました。Q3は、またしてもメルセデスの両ドライバーによる戦いとなり、ハミルトンが最速タイムを記録しました。昨日の雨が路面上のラバーを洗い流してしまったため、今日のセッション開始時点は滑りやすい状態で、各セッションの終盤にセッション最速タイムが記録されました。

2回の赤旗中断があった午前中のFP3では、ロズベルグがスーパーソフトで、1分15秒660のセッション最速タイムを記録しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:

「ドライウェザーでも、カナダの予選はいつもながら予測不可能です。各チームは、スーパーソフトの走行機会が十分でないまま予選に臨んだため、明らかに準備万端とは言えない状態でした。両コンパウンド間の性能差は、大半のレースで見られるものよりも小さく、ラップあたり約0.8秒ですから、ピットストップによるロスタイムが短いカナダでの戦略の幅をさらに広げるでしょう。

摩耗とデグラデーションは小さいので、1ストップが可能ですが、2ストップ戦略もあり得ると思います」

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