ベッテルの車両撤去のためのバーチャル・セーフティーカーが解除されるとフェルスタッペンがライコネンを交わし、順位はハミルトン、ダニエル・リカルド、フェルスタッペン、ライコネン、ペレス、そしてジェンソン・バトンは6位まで浮上した。1周目のバーチャル・セーフティーカー中に4台がピットインしたため10位まで浮上したアロンソは、6周目にはロマン・グロージャンをターン4でオーバーテイクして9位に上がる。
その直後の9周目、グロージャンが左リアのブレーキトラブルに見舞われターン15でコースオフしてストップ。ここで再びバーチャル・セーフティーカーとなり、上位勢はステイアウトしたが、フェルスタッペン、ペレス、バトン、ニコ・ヒュルケンベルグ、アロンソ、ロズベルグらがピットイン。ロズベルグは「左フロントでデブリを踏んだ。入るべきか!?もう入ってるよ!」とやや慌ててピットインしてハードタイヤに交換した。
バーチャル・セーフティーカー解除後、レースをリードするハミルトンは14周目を過ぎても「タイヤはまだ良いよ」と報告し、エンジニアは「良い情報だ、(ピットインの)ターゲットを3周伸ばす」と伝える。ライコネンも「タイヤの扱いはとても簡単だ」と言い、予想よりもデグラデーションが小さいことが覗える。