2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目が開催され、10チーム13人のドライバーがそれぞれのニューマシンで周回を重ねた。トップタイムをマークしたのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルだった。
スペイン・バルセロナで前夜に雨が降ったため、2月27日のテストは路面が濡れた状態でスタート。序盤はインターミディエイトタイヤのコンディションだったが、午前セッションのなかで路面が乾いていき、各マシンがスリックタイヤへと切り替えて走行できるようになった。
この日は赤旗が午前に3回(アントニオ・ジョビナッツィ、マックス・フェルスタッペン、ベッテルのアクシデント)、午後に1回(ルイス・ハミルトンのアクシデント)提示された。
■フェラーリのベッテルが最速も、5日間総合ではメルセデスに届かず
ベッテルがフェラーリSF1000で1日を通して走り、145周のなかで1分16秒841(C5タイヤ)をマークした。午前に記録したこのタイムでトップに立ったベッテルは、午後のセッション終了までそのポジションを維持した。フェラーリがテストでトップタイムを出したのは今年初めてのこと。5日間総合ではメルセデス勢に続く3番手となるが、ここまで最速のバルテリ・ボッタスのタイムとは約1.1秒離れている。
ベッテルは午前中にターン5でグラベルに飛び出し、赤旗をもたらしている。
■アルファタウリ・ホンダのガスリーが2番手。139周を走り充実の一日
アルファタウリ・ホンダで1日を走行したピエール・ガスリーが2番手。ガスリーは午後のセッション終盤に、ベッテルの最速タイムから0.225秒差の1分17秒066(C5タイヤ)をマークした。139周を走りこんだガスリーは、いいテストデーを過ごせたと述べている。
■レーシングポイントのストロールがC3タイヤで3番手
3番手はレーシングポイントのランス・ストロール。1分17秒118(C3タイヤ) が自己ベストで、ベッテルの最速タイムから0.277秒差のタイムをハード寄りのタイヤで出した。130周を走り切ったストロールは、マシンの感触は非常によかったと述べている。