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 2016年F1メキシコGP決勝で、マノーのパスカル・ウェーレインはリタイア、エステバン・オコンは21位だった。

■マノー・レーシングMRT
パスカル・ウェーレイン 決勝=リタイア
 信じられなかったよ。本当にガッカリした。かなりいいレースができる可能性がありながら、まだほとんど始まってもいないうちに、そのチャンスを奪われるなんて、そう簡単には受け入れられない。

 僕はすごくいいスタートを決めて、2つポジションを上げて14番手にいたけど、そこまでだった。ターンインしたときには僕の方が前にいたのに、(エステバン・)グティエレスに背後からヒットされたんだ。その衝撃でクルマが跳ね上がり、隣りにいたマーカス・エリクソンに当たったときにサスペンションが壊れて、僕のレースは終わった。

 僕はアウトサイドにいて、彼のために十分にスペースを残していたし、あそこは左から右へと切り返すシケインだったのに……。まだ長いレースが始まったばかりの段階で、どうしてあんなリスクを冒すのか、理解できないよ。

 僕らにふさわしいような週末の終わり方ではなかったけど、プラクティスと予選までのチームの仕事ぶりは、本当に文句なしだった。僕らはこうした高いレベルの仕事を続ける必要がある。早々にリタイアを強いられて、(ザウバーがポイントを獲るのではないかと)ハラハラしながらレースを見ているのは、あまり気分のいいものじゃなかった。オーストリアで得た貴重なポイントを生かして、このまま選手権の順位を確保するために、できることは何でもやる必要がある。

エステバン・オコン 決勝=21位
 残念ながら、僕にとってメキシコは、今季ここまでのベストレースのひとつにはならなかった。サーキットはすばらしいし、F1の開催地としては最高なんだけどね。実際のところ、金曜、土曜と比べれば、今日はそれほど悪くはなかったものの、クルマのハンドリングに関して悩まされてきた問題は、最後まで完全に克服することができなかったんだ。そう考えると、完走できただけでもありがたいと言うべきだね。

 この週末に経験した問題は、今回限りのものであってほしい。これからもう少し調べることで、少しは原因が見えてきて、ブラジルでは普通の状態に戻れるはずだ。チームにとっては厳しいレースだった。僕以外に20台が完走するようなレースでは、これ以上できることは何もなかった。残りの2レースでは、もっと自分たちのパフォーマンスを安定させて、チャンスを作れるとき、あるいはチャンスが来たときには、対応できるような位置にいないといけない。

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