☆☆☆ バルテリ・ボッタス
 アップデートがないウイリアムズの現状戦力を深く理解、最適セットアップを施している。その範囲内で控えめなアタック、チーム忠誠心を感じる。自分のためというよりもチームのため、プチ選手権“ランク4位”奪還に励む。

☆☆☆ フェリペ・マッサ
 徹頭徹尾、ペレス完封。何度か危なかったがそのつどミラー・チェック、9位を守りぬく。引退を控え、母国ブラジルGPを前に、往年のマッサを思い出させるナンバー2的な堅いレース(失礼)。M・シューマッハ“護衛兵”を務めてきたころが懐かしくなった。

☆☆☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ
念願だったメーカー・ワークス契約が17年ルノーと実現、長年インディペンデント・チームを転々してきただけに一念発起。以前からフォースインディア首脳に「送り出すのは阻まない」と言われていた(鈴鹿でも)。公道モナコと同じこのコースでも予選5位、今年のマシンの“オールラウンド性”を実証。レース終盤、ライコネンと絡まるも、ギリギリで得た7位は価値あり。9点差であと2戦、まだまだ“4位戦線”決着つかず。

☆☆☆☆ ダニエル・リカルド
 SSタイヤでスタート、即1周目にミディアム交換、思い切りがいい戦術に出た。レースをおもしろくするレッドブル、それを楽しんでいるかのようなリカルド。70周目、ベッテルへのアタックは彼ならではのインサイド攻撃ライン、けして無謀ではなかった。

☆☆☆☆☆ ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトン
 二人は「五分五分」。タイトル・コンテンダーの危機管理能力がこのレースにはっきり表れた。ハミルトンにはタイヤ・フラットスポット(振動)、ロズベルグには接触プレーのピンチが。致命傷となるのを免れ、お互い目標の1位と2位を分け合う結果。19点差となって、次戦ロズベルグが勝てば初戴冠、ハミルトンが勝てば52勝記録とともに最終決戦へ。さてブラジルGPのポイント、ハミルトンは未勝利のインテルラゴスで、ロズベルグはウェットにやや弱く、いまからサンパウロ・ウェザーが気になる。

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