これに関してベッテルは木曜会見中、「決定には同意できない」とはっきり述べた。
「僕はポジションを守るため、一度動いた。その後、ダニエルにイン側に十分なスペースを与えた。ブレーキング時のほとんどの時間、マシンの方向を変えなかった」とベッテルは主張した。
「ダニエルがあれほどひどくロックアップした理由は、イン側にグリップがなかったからだ。それは皆知っていたことだ。他のコーナーでもラインを外れたドライバーたちが何人かロックアップしていた」
「実際はあれほどひどい状況ではなかった。あの時、ダニエルが危険な状況だったとは思わない。そうはいっても僕はこの決定を受け入れるしかない」
しかし記者会見後、フェラーリは、改めてベッテルへのペナルティに関し不満を表明、新証拠が出てきたとして再調査するようFIAに正式な要望書を提出した。
一方で、無線でフェルスタッペンやホワイティングに対して暴言を吐いた件については、ベッテルは非を認め、「自分の言ったことを後悔している。そういうつもりじゃなかった」と語った。
「あの後すぐにチャーリーを探し、手紙も書いた。チャーリーが謝罪を受け入れてくれてうれしい」
ホワイティングも「セバスチャンはレース後すぐに謝罪するために私を探してくれたから、それで十分だ。このことは忘れて前に進むつもりだ」と語っている。
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