プレッシャーがかかっているのは彼らより、チームスタッフだろう。もし、どちらかが何らかのメカニカル・トラブルで止まったら、タイトルのユクエを決定づけてしまう。3年間最速・最強を誇るメルセデスとしては誠にみっともない最悪の事態。

 ピットウオールにいるパディ・ロウもエンジニアも、ガレージのメカニックたちにもその緊迫感がありありだ。今シーズン、数々起こった事例を絶対に防止せねば、ダブル・タイトル『最強王』の誉れに傷がつく。土・日の間、彼らはふたりと同じか以上のプレッシャーにさらされる……。

 そのファクターがレッドブル陣営にとってつけ入る隙にもなりえる。メキシコGPでマックス・フェルスタッペンが1コーナーで仕掛けたように、彼らは最終盤にきてとても攻撃的だ。それが可能なのは、メルセデス陣営はマシンとPU信頼性を絶対確保せねばならず、中盤戦までのように予選やレース中に“MAXモード”を多用していない(かのようだ)。

本日のレースクイーン

相沢明日加あいざわあすか
2025年 / スーパー耐久
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