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投稿日: 2016.12.01 13:15

スパイからの手紙/社長の過干渉に嫌気が差してきたフェラーリのチーム代表


F1 | スパイからの手紙/社長の過干渉に嫌気が差してきたフェラーリのチーム代表

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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フェラーリ:チーム代表、再び交代の噂

また“組織改革”しちゃう?

 イタリアからの情報によると、フェラーリのマウリツィオ・アリバベーネが、2016年限りでチームを去ることを考え始めたとの噂があるようだ。どうやら、セルジオ・マルキオンネ社長の干渉が多すぎることに、嫌気が差しているらしい。

 アリバベーネは、マールボロのブランドを所有するタバコ会社、フィリップ・モリスで長年スポンサーシップを担当した後、2014年11月にチーム代表としてフェラーリに迎えられた。しかし、チームの成績不振もあって、このところイタリアのメディアは、彼のリーダーシップに対する批判を繰り返している。

 アリバベーネにしてみれば、マラネロが下した決定が悪い方向へ転がると、すべて自分の責任のように言われ、反対に今季チームが達成したポジティブな成果については、ほとんど評価されないのでは、やる気も失せようというものだ。

 というのも、エンジニアリングチームの中心メンバーをクビにしたり、その後任を雇ったりといった過去1年間の「組織改革」は、すべてマルキオンネ社長が直々に采配を振るい、チーム代表であるアリバベーネの意向を反映したものではなかったからである。

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