2021年F1第6戦アゼルバイジャンGPが行われるバクー市街地サーキットは、3つのセクターがそれぞれ異なる性格を持った特徴的なコースだ。セクター1が短いストレートを直角コーナーでつないだストップ&ゴー・セクション。セクター2は旧市街を走る低速セクション。そして、セクター3はほぼ直線だけという超高速セクションだ。
この3つのセクターで最も重要なのが、セクター3だ。それはターン16を立ち上がってからターン1までを全開で走るからだ。その距離は約2.2kmと、全長6.003kmの3分の1以上もある。したがって、この全開区間でのパワーが重要となる。