Q3は16時00分に開始。Q2終了後に再び雨が降り、各車ともウエットタイヤでコースインする。ラッセル、ノリス、ガスリーは開始1分前からピット出口に並んでクリアなトラックポジションを取りにいく。
コース上では水量が多くアクアプレーニング現象が起きる難しいコンディションで、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は赤旗でセッションを中断すべきだと訴える。
そんななかでアタックに入ったノリスはオールージュからラディヨンのターン3のエイペックスでリヤが流れてカウンターを当てたところで真っ直ぐ左へ飛び出し、ターン4イン側のバリアに激しくクラッシュ。ノリスは自力でマシンから脱出したが、これでセッションは残り8分59秒の時点で赤旗中断となった。
事故処理が進む間に再び雨脚は強くなり、コンディションの回復を待って16時45分にセッション再開。オコンがウエットタイヤでコースインするが、メルセデスAMG勢、レッドブル勢は新品のインターミディエイトでコースへと向かう。これを見て他車もインターミディエイトで続き、オコンもピットインしてインターミディエイトに履き替えた。
各車とも1周のバンカーアタックを行ってから終了間際に最終アタック。ここでラッセルがセクター1最速で暫定トップタイムを記録し、ハミルトンはセクター3で最速を記録するが0.013秒届かず。そしてフェルスタッペンは最後にセクター2でベストを刻んでラッセルを0.321秒上回りポールポジションを獲得した。4番手にダニエル・リカルド(マクラーレン)、5番手ベッテル、6番手ガスリー、7番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、5グリッド降格ペナルティのボッタスは8番手、9番手オコン、10番手にノータイムのノリスという予選結果になった。


