Q2ではフェルスタッペンが開始直後にコースインしてまずソフトタイヤでクリアラップを決めにいく。メルセデスAMG勢はQ1の最後にアウトラップを走っただけの中古タイヤでコースイン。フェルスタッペンが1分9秒071のトップタイムを刻み、メルセデスAMG勢は0.655秒落ちの2番手・3番手。

 ここにシャルル・ルクレール(フェラーリ)が0.366秒差の2番手、ガスリーが0.470秒差の3番手へと飛び込んで来る。4番手ハミルトンから10番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)まで0.3秒という僅差となる。

 ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)は他車に先駆けてコースインし2回目のアタックを敢行したが、追い風のターン13で「ハードにプッシュしすぎた」ためスピンオフを喫して後ろ向きにタイヤバリアにヒットし、セッションは残り3分54秒で赤旗中断となった。ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)もその後方で最後の新品ソフトでアタックを行っていたがタイムを更新できないまま終わってしまった。

 セッションは10分間の中断を挟んで15時46分に再開。各車とも続々とコースインし、カットオフラインまで1.2秒のマージンを持つ暫定首位フェルスタッペンも新品のソフトを履いてQ3に向けた習熟走行を行う。2番手ルクレールはガレージで待機、10番手のジョビナッツィはガレージで右フロントタイヤの修復作業を行っておりコースインできない。

 先頭でコースインしたラティフィはアタックラップのターン8入口で左タイヤをグリーンに落とし、リヤが流れてスピンオフして激しくクラッシュ。セッションはこれで赤旗終了となってしまった。

 11番手ラッセル、12番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、13番手ノリス、14番手ラティフィ、そして角田は15番手でQ2敗退となった。Q1で3セットを使った角田は中古ソフトで1回目のランに臨み、2回目のアタックで新品ソフトを投入したが、本格的なアタックができないまま終わった。

 メルセデスAMG勢は中古ソフトでアタックしたタイムでQ2を通過することとなり、決勝は他車よりも1周多く使ったタイヤでスタートすることとなってしまった。

ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
2021年F1第13戦オランダGP Q2でクラッシュしたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)のマシン
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第13戦オランダGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

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