レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1イタリアGPの舞台モンツァ・サーキットは、トップスピードが優れたメルセデスのマシンとの相性が良いと考えている。そのため、レッドブルとしては細かい部分に至るまですべての要素をうまくまとめる必要があるという。
フェルスタッペンは先週末、母国GPであるオランダGPで勝利を収め、ドライバーズ選手権でも3ポイント差で首位を取り戻すことができた。一方でコンストラクターズ選手権においては、レッドブルはここまでの13戦で8勝を挙げているものの、4勝のメルセデスに12ポイント差をつけられている。
スピードの伝統と称させるモンツァでは、低ダウンフォースのセットアップが標準となる。理論上はメルセデスが優勢になるとみられ、レッドブルはこの地で2013年を最後に勝利を挙げていない。
「モンツァはメルセデスと相性がいいだろうと予想している。この数年ここは僕たちにとって最高のコースというわけではなかった」とフェルスタッペンは語った。
「でも今年の僕たちは競争力が上がっているから、どうなるかは分からないよ」
「これまでやってきたことを継続し、チームとしてともにしっかりと作業をし、細部にまですべてを詰めていけば、強さを発揮できるだろう。メルセデスは僕たちよりもトップスピードの点で有利かもしれないけどね」
毎戦レッドブルとメルセデスは僅差で戦っているため、レッドブルがライバルを最終的に下すことができるかどうかは、「より細かい部分」にかかってくると、フェルスタッペンは考えている。
「僕たちもメルセデスも、相手に対して大きなアドバンテージを持っているとは思わない」とフェルスタッペン。
「ザントフォールトでは予選でも決勝でも、互いの差がほとんどないような状態だった。ルイス(・ハミルトン)はレースの間中プレッシャーをかけてきたので、僕たちはコース上でもピットレーンでもピットウォールでも、ひとつのミスも犯す余裕はなかった。そんななかで僕たちはミスなくレースを乗り切った」
「より細かい点において違いを出せるかということだと思う。レースウイークに入ったら、チーム全体でセットアップと細かい部分の微調整に懸命に取り組まなければならない。その部分で力を向上させることが可能なんだ」