6.フェルナンド・アロンソ
(7位アップ)
F1 ランキング10位
「マクラーレン・ホンダが総力をあげて戦ってはいるものの、フェルナンド・アロンソは中位グループに埋もれている。残酷なほどの才能の無駄遣いだ」と英AUTOSPORTの寸評には記されている。
「彼は10年もタイトルを獲得しておらず、3年もレースで勝っていない。表彰台にもこの2シーズン、上がれずにいるのだ(ジェンソン・バトンとともに記念撮影をした時のことは除く)。それにもかかわらず、アロンソは今も強い決意を抱き、高い士気を維持して戦っている。現在の成績にもかかわらず、F1のなかで真の精鋭のひとりと考えられており、それは正当な評価といえる」
5.ニコ・ロズベルグ
(1位ダウン)
F1チャンピオン
「子供のことからの夢をかなえ、ルイス・ハミルトンを破ってタイトルを獲得することができたのは、彼自身の功績だ」と寸評には記されている。
「彼は常にファイターだった。自分の弱点を認める強さを持ち、それでいてその弱点や、ハミルトンという突出したドライバーと同じマシンで戦うことで心に生じるであろう劣等感に屈することを拒み、戦い続けた」
「ハミルトンと競うなかで、今年のロズベルグはより一層努力を積み重ねていった。しかしハミルトンに勝つにはさらに自分のレベルを上げる努力が必要であり、それがロズベルグのエネルギーを奪い、プレッシャーを高めていった」
「ロズベルグは将来の復帰の可能性を完全に否定している。自分を犠牲にし、大きな苦痛に耐える……世界一の仕事で成功を収めるためには、それほどのことが必要なのだ」
4.セバスチャン・オジエ
(1位ダウン)
WRCチャンピオン
「4年連続WRCチャンピオンの座に就いたオジエ。2016年は勝利数だけを見れば、6勝“のみ”で、WRCキャリアのなかで2番目に悪いシーズンとなった。イベント最初の2日間はチャンピオンシップリーダーが1番手でステージを走行しなければならないという規則により、オジエはグラベルイベントで特に苦しむことになった。それでもメキシコ、アルゼンチン、ポルトガル、サルディニアで表彰台を獲得、それがタイトル獲得につながった」
「オジエには、理論上タイムを見つけられるはずのないところからタイムを見つけ出す能力がある。現在の現役ドライバーのなかでそれに匹敵する力を持つ者は誰もいない。今年、彼は愛してやまないスポーツに一時は絶望しかけていた。しかしあらゆる面で自らを律して戦った2016年は、オジエにとっておそらく最高のシーズンになったと言えるのではないだろうか」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています