3.マックス・フェルスタッペン
(7位アップ)
F1 ランキング5位
「2016年シーズン途中にトロロッソからレッドブル・レーシングに移籍すると、フェルスタッペンは、先輩ドライバーたちに衝撃を与えた」
「人にインスピレーションを与える走りをするか、悲惨な状況に陥るかの境目を見極めるのは非常に難しい。フェルスタッペンほど、その点においてうまくバランスを取れるドライバーはめったにいないだろう。その最もいい例は、雨のブラジルGP最後の16周で、14位から3位に浮上した時の走りだ」
「防御のやり方がライバルたちから非難され、レギュレーションの明確化がなされた。レーシングカーに乗り始めてからまだ3年しかたっていない彼は、時に衝動的になり、特にミスをしたり不利な状況に陥った直後には、冷静でいられない」
「フェルスタッペンのギャンブルを主導するのは本能であり、かつてのアイルトン・セナやミハエル・シューマッハーのように、規則を限界ぎりぎりまで押し広げ、それに対する批判を恐れない」
「彼を『マッド・マックス』と呼ぶ者もいる。しかし、彼は自分がしていることを理解している。そして2016年、彼はその走りで、何度となくビッグネームたちのプライドを傷つけた」
2.ルイス・ハミルトン
(1位ダウン)
F1 ランキング2位
「最終的に4度目のタイトルを5点差で逃がしてしまったが、ハミルトンは見事な走りをした。ポールポジションを12回、優勝10回というのは、チャンピオンの座にふさわしいパフォーマンスだ」
「不運なメカニカルトラブルに見舞われることなく、何度かスタートをしくじってもいなければ、メルセデスでの3連覇を成し遂げていたことだろう」
ハミルトン自身は、2016年を振り返り、「ロズベルグよりも優勝回数もポールポジション回数も多かった。それはすごいことだ。僕はドライバーとして成長した。担当メカニックたちとの絆を深めたから、それが来年、僕をもっと強くしてくれるだろう」と語っている。
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