メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、他者からの批判を肯定的な観点で受け入れようとしなかった前FIAレースディレクターのマイケル・マシについて、F1にとってマイナスな存在になったと考えている。
昨年12月にアブダビで行われたF1の2021年シーズン最終戦、マシは決勝レース終盤の運営をしくじり、その後レースディレクターの座を追われた。マシが標準的なセーフティカー規則の適用回避を決断したため、トップを走っていたルイス・ハミルトン(メルセデス)に残り1周でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が挑むという一騎打ちを許すこととなり、混沌となった戦いを制したフェルスタッペンの手に世界王座が転がり込んだ。