第21戦F1ブラジルGPはジョージ・ラッセルがついに初優勝、英国人ドライバー20人目のF1ウイナーが誕生した。チームメイトのルイス・ハミルトンも2位に続き、メルセデスF1が今季初の1-2フィニッシュを達成。ドライバーズタイトルはすでに決まったものの、白熱の2位争いを展開するフェラーリF1シャルル・ルクレールとレッドブルF1セルジオ・ペレスは共にチームメイトにポジションを譲ってもらえず、290ポイントの同点で並び最終戦を迎えることとなった。そんなサンパウロの週末をドライバー、関係者のSNSで振り返る。
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この週末は土曜のスプリントでも抜群の速さを見せ完璧な仕事をやり遂げたラッセル。2019年にウイリアムズからF1デビュー、幼少期からしのぎを削ってきた同世代のライバルたちが次々とトップ争いをするのを横目に3シーズン、ウイリアムズF1での下積みを経て、ようやくメルセデスF1に昇格。しかし今季は予想外のチームの不振に苦しみ、ついにつかみ取った念願の初優勝となった。
3位フィニッシュしたフェラーリF1カルロス・サインツがインタビューを受けている後ろで、感涙にむせぶラッセルの姿が国際映像にも映し出された。ニューウイナー誕生の瞬間はいつ見ても素晴らしい。
英国人20番目のF1ウイナーとして名を連ねたラッセル。そのうち9人はワールドチャンピオンという母国の偉大な先人たちに続き、10番目の英国人F1ワールドチャンピオンを目指す。
子どものころから戦ってきたライバルのウイリアムズF1アレクサンダー・アルボンもラッセルの初優勝を祝福。