F1第3戦オーストラリアGPで角田裕毅が10位に入賞し、今シーズン初ポイントを獲得したアルファタウリ。しかし、この1ポイントは上位勢にアクシデントやトラブルが多発していたことを忘れてはならない。シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、そしてアルピーヌの2台がチェッカーフラッグを受け、かつカルロス・サインツ(フェラーリ)がペナルティを受けていなければ、角田の順位は17位だった。

 なぜアルファタウリは昨年に続いて、2年連続で低迷しているのか。それはレギュレーションの変更が大きく関係している。

 アルファタウリはレッドブルの姉妹チームとして同チームとレッドブル・テクノロジーを通して技術提携している。ギヤボックスやサスペンションなどがその代表的なパーツだが、サスペンションに関してはリヤはレッドブルから購入したものを使用しているのに対して、フロントは独自で開発・製造している。その理由をテクニカルディレクターのジョディ・エギントンは次のように説明する。

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