夕方の囲み取材に応じてくれた長谷川祐介総責任者は、明らかに憔悴して見えた。これまで出たことがあるトラブルなのかという問いに対してはノーコメントだとしながらも、「非常に問題です」と言明。前日のオイルタンクの不具合とは比較にならない、深刻なトラブルであることを示唆した。

 長谷川総責任者は「ベンチテストで十分に回してきましたし、想定していないトラブルでした。非常に残念です。とにかく原因を究明しないとまずい」と述べる。

 問題のパワーユニットはすぐに、栃木県さくら市にある研究所『HRD Sakura』に空輸され、原因究明が行われる。しかし今回のテストでは、トラブルの出たパワーユニットと同じ仕様を使い続けるしかない。「交換後、午後の周回ではトラブルは出てません。その意味では問題のパワーユニット単体のトラブルだった可能性も排除できない。いずれにしても、普通に走らせるしかない」

 初っぱなから大きくつまずいた3年目のホンダF1。原因が究明できず、対策が施せない現状では、これ以上トラブルが出ないことを祈る他ない。

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