チームに送付されたこの文書で、FIAはサスペンションシステムの合法性について、どのように判断するつもりであるかの概要を示した。これによると、合法か違法かを判定する最大のポイントは、それが空力性能にどれほどの影響を及ぼすかだという。
違反と見なされるであろう機能またはコンポーネントとして、FIAは次の5つを選んで例示した。
●加速度に対するクルマの反応の仕方を変えるようなシステム。
●車高を調整する機能とブレーキシステムまたはステアリングシステムの間の直接的な連結。
●セルフレベリング機構による車高調整。
●サスペンションのロールを受け持つ部分とヒーブを受け持つ部分の間の直接的な連結。
●時間差を持って放出されるエネルギーの保存、またはホイールに働く力の変化への応答に非偶発的な非対称性を生じさせるようなシステム。
FIAは、この通知によって、チームが自分たちのシステムの適法性を証明するには、何をすればよいかが明確になることを望んでいると述べた。