MotoGP現地トピックス:大盛り上がりのカタルーニャ。ロレンソが珍しくファンサービス?
序盤はホルヘ・ロレンソが集団をリードするも、中盤はダニ・ペドロサ、マルク・マルケス、アンドレア・ドビジオーゾが抜け出し、3台の優勝争いになる。
後半はドビジオーゾが先頭に立ち、後続を突き放した。世界中が驚いたドビジオーゾの2連勝、そしてマルケス2位、ペドロサ3位にファンから大きな拍手が送られた。
第5戦フランスGPで3勝目、第6戦イタリアGPで2位とチャンピオン街道まっしぐら? という感じのマーベリック・ビニャーレスだったが、ホームグランプリとなった第7戦カタルーニャGPでは、フリー、予選、決勝といいところなし。予選9位、決勝10位と完走したレースでは今季ワーストリザルトに終わった。
今年はタイヤと車体のマッチングがすべてを握るシーズン。カタルーニャGPは、初日の走行を終えた時点で苦戦を覚悟したらしいが、まさかの10位。ここまでポジションが悪いとは思わなかったに違いない。
イタリアGP&カタルーニャGPの2連戦で2連勝のアンドレア・ドビジオーゾ。2004年にホンダで125ccチャンピオンを獲得。250cc時代はホンダのエースと活躍するも、アプリリアのホルヘ・ロレンソの前になかなかタイトルを獲れなかった。
MotoGPではホンダ時代2011年の総合3位が最高位。その後、ヤマハを経てドゥカティへ。リスクを冒さず、着実に走ってチェッカーを受けるタイプ。
イタリアGP&カタルーニャGPでは、ドゥカティとミシュランのマッチングが良く2連勝を達成。イタリアではドライコンディションで初優勝。カタルーニャでは初の2連勝と一気にブレイク。これで通算4勝目を達成した。
優勝は果たせずも2位になりファンの期待に応えたマルク・マルケス。ピットウォークでは、時間の許す限りサインや写真撮影に応じ、レース終了後には応援席に猛ダッシュして金網をよじ登り……。
いやはや、2位でこれだから、優勝したときにはどうなることやら。とにかく元気いっぱいのパフォーマンスであります。
土曜日のフリー走行FP3で転倒したのを皮切りに、FP4で2回目,Q2で2回転び4回目、決勝日の朝のウォームアップで5回目の転倒を喫したマルク・マルケスは、表彰台でもすってんころりん。