NASCAR XFINITY SERIES
第4戦 DC Solar 200
開催日:3月18日
エリック・ジョーンズが3位フィニッシュ
3月18日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第4戦『DC Solar 200』がフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。
エクスフィニティ・シリーズのフェニックス戦は年に2戦行われるが、昨年は両レースをカイル・ブッシュが制し、2015年秋の大会から3連勝中。
ただ、今大会はカイル・ブッシュは出場せず、カップ・シリーズに今季よりルーキーとしてフル参戦しているエリック・ジョーンズとダニエル・スアレツが出場。
今季エクスフィニティ・シリーズフル参戦のマット・ティフトと共に勝利を目指した。
18日(土)晴れ渡り、気温も30度を超える暑さのなか、午後1時17分に1マイルオーバルを60周、60周、80周の3ステージ計200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
34番手と後方スタートとなったスアレツは、5周目までに11台を抜いて23位へと大きくポジションアップを果たしたが、7周目にハーフスピンし壁に後部を軽くヒット。
このアクシデントでのダメージは軽微だったが、11周目にもスピンを喫したスアレツは壁に激しくクラッシュ。車体のダメージは大きく、ここでレースを終えることとなってしまった。
一方で最前列2番手スタートのエリック・ジョーンズはスタートと同時に首位を奪うと、60周中51周で首位を走りこのステージを支配し、ステージ1の勝者となった。
ティフトは最初のコーションでピットインし順位を落とすも追い上げ、ステージ1は13位でフィニッシュしたが、ステージ2が始まって間もない84周目に他車と接触。ダメージは大きなものでは無かったが、ピットでの修復を余儀なくされ、22位へと後退。
エリック・ジョーンズはハンドリングに苦しみながらもトップ5をキープし、ステージ2を5位で終えた。
ステージ3ではエリック・ジョーンズがポジションを上げ首位争いを展開。残り11周というところクラッシュ車両によりレースは赤旗中断。再開後、残り4周での再スタートが切られると、エリック・ジョーンズは最前列イン側、2番手から再スタートを切り、最後の逆転を狙ったが惜しくも叶わず、3位でフィニッシュ。追い上げたティフトは12位でレースを終えた。
次戦第5戦は3月25日(土)、オートクラブ・スピードウェイで行われる。
ドライバー エリック・ジョーンズ:
「(最後のタイヤ2本交換は)正しい選択だったと思う。あの時点では、ポジションを落とさずに最後の戦いに臨むことが重要だった。今日は再スタートで何度も順位を落とし、追い上げを強いられた」
「ステージ1は良かったが、その後徐々にペースが落ちていった感じだった。とはいえ我々の“トヨタ・カムリ”は速かった。ただ、7号車(ジャスティン・アルゲイヤー:シボレー)を破るには十分ではなかった」
「もう少し改善が必要だが、我々のエクスフィニティでのプログラムは毎週着実に進歩している」