FIAのジャン・トッド代表は、「第5シーズンのパワートレインには、レースパフォーマンスを維持しながら、現在より2倍の距離を走りきるスペックが求められる」と語っている。

「これはモータースポーツが市販車に活用できる技術開発を、どれだけ促進しているかを示すいい例だ」

「特に電気自動車という分野には、持続可能なクルマ社会を実現するという、重要な役割も担っている」

 なお、リストに名を連ねた9つのマニュファクチャラーのうち、アプトは現在もアウディの支援を受けており、第5シーズンも実質的なアウディワークスとして参戦すると考えられる。

 今回のリストには2018年フォーミュラEへの参戦権を獲得しているメルセデスAMGが記載されていないが、2018年シーズンを調査に充て、2019/2020年の第6シーズンでの参入を目論んでいるとの報道がされている。

 また、第5シーズンでは2チームの新規参戦が認められる予定で、ここでメルセデスと関係の深いHWAが名乗りを上げるとの見方もある。

 第5シーズンに参入するマニュファクチャラーが増えたことについて、フォーミュラEのアレハンドロ・アガグCEOは「2012年にシリーズを立ち上げた際、第5シーズンまでには少なくとも3メーカーが参入すると予想していた」とコメント。

「今回、9つのマニュファクチャラーが承認されたことは、我々にとってもハイライトになるニュースだし、我々の予想を大きく上回る」

「これはフォーミュラEが自動車業界において、理想的、かつ魅力的なポジションにいることの証だよ」

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