このヒートで後輪駆動のアドヴァンテージを存分に活かしたのが12番手スタートのジェイク・ヒル(レーザー・ツールズ・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)で、ファイナルラップまでにBMWを5番手まで導いてチェッカー。続くレース2では勝者ターキントンとともに終盤のセーフティカー介入にも動じず、サットン、クック、イングラムらと延々の2位争いを展開する。

 これが防波堤となったWSRのエースは悠々のクルージングで連勝を達成し、バトルで消耗したヒルはサットンにドアをこじ開けられてダメージを負いドロップ。残り数周でフォードのインを突いたヒョンデが2位に滑り込んだ。

 そしてリバースグリッドの最終レース3では、スタート直後こそテイラー・スミスのヴォクスホールに遅れを取ったものの、リバースポールの好機を捉えたピアソンのヒョンデがオープニングラップでの逆襲に成功。そこから後続を3秒半以上引き離してのうれしいBTCC初優勝を飾ってみせた。

 後方ではFP1首位のヴォクスホールを仕留めたFP2最速チルトンが2位に滑り込み、ソフトタイヤで9番手発進から猛追したサットンが、開幕から続く表彰台“ハットトリック”を達成する粘り強さを披露した。

「素晴らしい1日だった。競争力の高いBTCCでは連勝もそれほど頻繁にあるわけではないし、クルマは予選から3つのレース、そして週末を通して最高の感触だった。すべてはチームBMWのおかげだ」と完全復活を予感させるパフォーマンスを示したターキントン。

「(11番手スタートから)8位に入ったレース3も良かったし、週末最多得点者としてブランズを離れることになる。ランキング首位に対し2点差というのは良いことのように聞こえるが、すでに(次戦の)スネッタートンに目を向けている。予選とレース1を通してハイブリッドの使用を制限されることがどれほど難しいかが想像できるからね。でも今のところはチームと一緒にお祝いをして、素晴らしい週末をただ楽しむつもりだ」

 そしてポディウム“クリーンスイープ”で、ターキントンに対し2ポイントのリードを確保した選手権首位サットンも「良い週末だった」と一定の成果を強調した。

「第2戦のブランズハッチではハイブリッドのレベルが異なり、タイヤコンパウンドも異なるため、まったく期待していなかった。それでも週末を通してクルマは“オン・ザ・レール”だと感じたし、すべてを最大限に発揮できたと感じている。達成できたことに満足して家に帰れるよ」

 続くBTCCシーズンの第3戦は、ウイナーらのコメントどおり5月25~26日に高速スネッタートンのフルコース”300″で開催される。

一時は2番手まで浮上したダン・カミッシュ(NAPA Racing UK/フォード・フォーカスST)は左フロントのパンクで撃沈
予選で沈んだジェイク・ヒル(Laser Tools Racing with MB Motorsport/BMW 330e M Sport)は怒涛のカムバックを見せる
そんなヒルらのサポートも得て、ターキントンがポールポジション獲得からの”ダブル”を決めてみせた
「ギャップができたらSCが出ないことをただ祈っていた」と、オフの好調を維持してレース3で初優勝を飾ったローナン・ピアソン(BRISTOL STREET MOTORS with EXCELR8/ヒョンデi30 Fastback N Performance)

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