「インテルラゴスでの勝利の前にもエンジントラブルに見舞われたが、なんとか素晴らしい仕事をすることができた。同時に明日もレースがあるので、あまりプッシュを費やさないことにし、最終的には少し節約することもできた。チームの仕事と全員の献身にとても満足している」と、今季2勝目を記録した最初のドライバーとなったディ・マウロ。
そしてようやく迎えた日曜のメインレースでは、ポールポジションの優位を活用したカンポスが、ほぼ4年前の2020年10月と同じくキャリア5勝目に向け必勝体制を構築。終盤にはマッサを先頭にルーベンスとドゥドゥのバリチェロ親子やリカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ/トヨタ・カローラ)、セラやカミーロも交えた1パックの争いが繰り広げられる。
一方、フロントロウ発進だったエリアスの背後では、こちらも元王者ガブリエル・カサグランデ(A.マティス・フォーゲル/シボレー・クルーズ)らを仕留めたバプティスタが浮上し、勝者カンポスも今日の勝利の重要性を語りつつ、初タイトルを狙う若手たちの台頭を称賛する言葉を残した。
「まずはポールポジションからの優勝を達成できてとてもうれしい。しかし42歳の私にとって、その半分の年齢になる新世代の意欲を感じたことも喜ばしかった。この世代が全力でやって来るのを見るのは素晴らしいことだが、私は彼らのエネルギーを最後まで搾り取るつもりだ(笑)」と、22歳のエリアスと21歳のバプティスタにエールを送るカンポス。
「神様のご意志で、トラック上では多くの競争が繰り広げられることになるだろうが、我々も引き続きこのチャンピオンシップに勝つために努力するよ」
これで獲得ポイントを451に伸ばしたバプティスタが、新たなチャンピオンシップリーダーに躍り出た2024年のSCBシリーズ。続く第6戦は7月27~28日の週末にアウトドローモ・インテルナシオナル・アイルトン・セナことゴイアニアで争われる。



