早めの夏休みを終え、7月26~28日に争われたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権第6戦では、今季より約20年ぶりに地元最高峰シリーズ復帰参戦を果たした元世界王者ロブ・ハフ(TOYOTA GAZOO Racing UK/トヨタ・カローラGRスポーツ)が「夏休み明けで狙っていた」という得意のクロフトでシーズン2回目の表彰台に立った。
ノース・ヨークシャーに位置するこのトラックは、世界に飛び立つ前からハフ自身が好成績を残してきたサーキットで、昨秋にスピードワークス・モータースポーツ(SWM)が準備したトヨタ・カローラGRスポーツで初テストを実施した場所でもある。この機会こそ、近年は散発的な活動に留まってきた2012年のWTCC世界ツーリングカー選手権チャンピオンが、実に20年ぶりのBTCCカムバックを果たすキッカケとなった。