南米大陸を移動してブラジルからウルグアイへと入り、8月3~4日にエル・ピナールで開催された2024年FIA TCRワールドツアーの第5戦は、母国開催で意気込むサンティアゴ・ウルティア(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コーCo 03 TCR)が大暴れを演じることに。日曜双方のヒートで接触による5秒加算ペナルティを課され3位表彰台を失うと、さらに再車検では「アンチラグシステムの不適切な使用」も発覚し、事態をさらに悪化させる失格処分も下りるなど、波乱続きの今季を象徴する失意の結末となる。

 そんななか、陣営内の僚友ヤン・エルラシェール(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コーCo 03 TCR)が予選ポールポジション獲得からのレース1“ライト・トゥ・フラッグ”を決め、レース2ではそのライトシステムの不具合による仕切り直しから、命拾いしたテッド・ビョーク(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コーCo 03 TCR)も勝利を飾るなど、チーム内で明暗が分かれる両極端な週末となった。

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